2013年5月30日木曜日

今週の勅使河原さん、伊集院さん(5月30日)

毎週金曜日には、このプロジェクトのリフレクションを行っています。
先週末も、リフレクションを行いました。

メモ的に先週末の内容を残します。

  • 学生にとっての「本番」(つまり、はたらくということ)のイメージは、「外に出て交渉している」感じ、だそうな
  • あらたまった感じ、不慣れな感じ、たくさんのお金が関係する場合、与える影響が大きいときも「本番」にあてはまるそう
  • アルバイトでも最初は初めてだらけで、「本番」感があるそうだが、慣れてくるとその感じはなくなるらしい
  • その「本番」感は、実は社会人になるとどんどん変わっていき、日常になっていくし、職種によっては全く異なる「本番」だったりする
  • しかし、実は社会人にとっては、毎日が「本番」。もちろん、東京ドーム満員御礼でのツーアウト満塁の打席のときもあれば、草野球でノーアウトの打席も。そして、それは全て「本番」。
  • 毎日やってくるなんらかの「本番」に全力で打席に立てるように、努力をし続けるのが社会人で、そう思うと学生にとっての「本番」と、ギャップがあるように感じる
この3週間やってきて、学生が口をそろえって言っていること。
「社会人になったら、仕事が中心になり、一人でご飯をたべたり、人と群れたりしないことがわかった」

ギャップを肌で感じてもらい、あと数年で始まる「毎日が本番」に立ち向かえるよう素振りをし続けてほしい、と思いました。

今週のてっしーとひかりちゃん

2013年5月22日水曜日

先週の勅使河原さん、伊集院さん

先週の勅使河原さん。
コツコツと努力するタイプでした。
オフィスに来たかと思うと、ミッションクリアのためにカメラを持って外に出て、
なかなか戻ってこない。気付くと戻ってきていて、一生懸命タスクをこなしていました。
先週の伊集院さん。
明るく元気なタイプでした。
なんでも楽しくしようとする彼女。最後の最後まで、積極的に周囲に「お手伝いできることはありませんか?」と声をかけていました。

先週のリフレクションにおいて、わかったこと。

  • 二人とも責任感がある。次の人がいるから、名前に傷をつけてはいけない、前の週のことをしっかり引き継ぎ、次につなげなければと考えている。
  • 引き継ぎの難しさ。一代目から引き継ぐときも、予測できないことだらけだから、どこまで聞けばいいかわからなかった。次も同じ。どこまで引き継げばいいのか、それが難しい。
  • 学生が何気なくやっていること、周囲と戯れるなどといったことは、社会人にはないという気付き。
  • 学校は具体的な課題に、みんなで取り組む。社会人は、ざっくりした課題に一人でも取り組む。
この取り組みにおいて、ソフィアには、「勅使河原さん」「伊集院さん」という人が存在しているが、それは演じられた人格。
でも、人は、会社、家庭、友人、その他コミュニティにおいて、多面的な人格を持っているのではないか。であれば、学生がこの「勅使河原さん」「伊集院さん」を演じていることは、ある意味において不自然なことではないのかもしれない・・・などと考えますが、このあたりは岡部先生がちゃんとまとめてくれていますので、そちらをご覧ください。
http://okabelab.net/blog/2013/05/3-3.html

さて、今週の勅使河原さんは、初の男性です。
金曜のリフレクションがとても楽しみです。

2013年5月10日金曜日

一代目勅使河原さん、伊集院さん最終日

本日、一代目の勅使河原さん、伊集院さんの最終日でした。

この4日間、他のソフィアメンバーに仕事を差し込まれながらも、やりとげたこのプロジェクトのロゴのプレゼンテーションをしてもらいました。


二人ともプレゼン慣れしているのか?と思うくらい、上手なプレゼンテーションをしていました。




そして、本日は岡部先生と松下先生と共に、リフレクションを行いました。

何もわからない状況からスタートしたプロジェクトではあったが、二人ともとても楽しんでできたとのこと。
印象的だったのは、

  1. 学校の先生や親以外の目上の人からの具体的な評価に喜びを感じた
  2. 学校はすごい場所だという気付き

の2点。

特に1点目、目上の人からの評価ということに関しては、
学校での評価=成績表は、長く時間をかけて取り組んだことに対して、結果として定量的に評価を得ることです。ある程度決まった評価軸にのっとって、公平な評価を行うのが学校。
しかし、今回彼らは、ミッションを進める中で、ソフィアのメンバーに相談し、意見をもらいながら、都度評価をもらっています。もらった評価はいち早く取り入れて改善することができるし、特に今回のロゴ制作というミッションは、感性や感覚によるフィードバックの部分が大きい。そのため、感情に素直に「いいね!」「よくできているよ」というフィードバックをもらうことができた。
そういった評価は、大学の中ではなかなか得にくいため、うれしかったということでした。

2点目の「学校はすごいところ」ということに関しては、
学校ならば友人とだらだらしながら、ランチをとることが多い。でも社会人になれば、自分のミッションを完遂するために、一人でさっさと食事をとったり、ミーティングしながらのランチも増える。
そういった「だらだら」をすごせるのは、あと2年だけだから、全力で楽しみたい、という言葉。
生々しい職場だったからこそ、気付けたことではないかなと思います。

二人とも、本当にありがとうございました。
2代目の勅使河原さん、伊集院さんにも期待しています。


2013年5月9日木曜日

本日の伊集院さん(5月9日)

今日は伊集院さんが素敵なアウトプットを残してくれました。


明日、なぜこのデザインなのかもセットで、プレゼンをしてくれます。
そして、晴れてこのプロジェクトのロゴが決定します。

たった3日間ですが、彼らの能力と、やりとげる力に感動しています。
この道のプロフェッショナルでもない状態で、一生懸命考えて、
しっかりとアウトプットを残す。

社会人歴が長い人であっても、完全アウェーで孤独な状態で、
ミッションをクオリティ高く完遂することは難しいかもしれません。

明日は、彼らのプレゼンを聞くとともに、
この4日間のリフレクションを行います。

とても楽しみです。

もう一つ、伊集院さんから勅使河原さん宛に置いてあったメモ。
こういった気配りもすてきだなと感じ、反省する今日この頃。。。



当プロジェクトに関する説明はこちらこちら

2013年5月8日水曜日

本日の勅使河原さん(5月8日)

今日の勅使河原さんのアウトプットはすばらしい!
私たちにはない視点をもって、この実験的インターンシッププロジェクトのロゴ案を創ってくれました。

社会人=ネクタイ

だから、とネクタイをモチーフにしたデザイン。


innovation
informal
internship
の頭文字、“ i ”を3つかけると、“ ! ”になるというデザイン。



たった数時間で、(仕事を他から差し込まれながら)よくここまで創り上げたなぁ~とものすごく感心しました。


2013年5月7日火曜日

本日からプロジェクト始動。

本日から実験的インターンシップが始まりました。
一人は、始業10分前に到着。もう一人は、始業時間後10分遅れで到着。
ざっとプロジェクト概要を説明し、あとは任せていますが、二人とも初対面なこともあってか、ほとんど会話がありません。
タスクに関しても、私たちであればさっと集まって一緒に検討するのですが、個別タスクで進めています。
どのあたりで声をかけるべきなのかも、難しいですね。


そして、本日リリースを出しました。

2013年5月1日水曜日

実験的インターンシップとは

実験的インターンシップは、株式会社ソフィア×東京都市大学 岡部研究室×実践女子大学 松下研究室の共同プロジェクトです。

プロジェクトの目的
この取り組みは、学生に対して生々しい職場体験を提供し、「はたらく」ことを真剣に考えてもらう、ということが目的です。
就職難である今、学生のインターンシップに対する興味・関心は非常に高まっています。多くの学生は、インターンシップに参加すれば、就職活動に有利になるといった考えを持っているため、人気企業のインターンシップ採用倍率が非常に高くなっているのが現状です。

インターンシップの本来の目的は、
・就職活動のミスマッチや早期退職を防止する
・就業に対する意欲の向上
であり、インターンシップを通じた採用活動を行っていないのも現実です。

さらに、現在提供されているインターンシップが、あまりにも「整えられている」のも現状。学生が社会に出た時にぶつかる現実と、提供されているインターンシップがあまりにも乖離しており、「はたらく」ことを真剣に考えるきっかけにならないのではないか、と考えました。その結果、ブランドや周囲の評判に着目した就職活動を行ってしまう学生が増え、就職浪人や早期退職に拍車をかけてもおかしくない。そう思ったのが、このプロジェクト立ち上げのきっかけです。

学生が新社会人になって初めて気づくこと、例えば、
・同世代の中の人間関係だけではなく、自分の親の世代の上司や先輩との協働的な関係が求められる
・アルバイトでは言われたことだけをやっていればよかったが、自発的な行動が求められる
・ミッションとして与えられているもの以外の仕事の存在に気付く
・筋が通っていないこと、一見理不尽だと思える指示・命令を目の当たりにする
のようなことは、社会人になった途端に始まります。
こういった通常のインターンでは体験できない、生々しい体験を本プロジェクトでは提供していきます。


実験的インターンシップ概要
  • 201356日から726日までの約3か月にわたって開催
  •  開催期間中、岡部研究室、松下研究室からそれぞれ1名ずつ、計2名が週替わり(リレー方式)でソフィアに勤務する
  •  勤務中の学生の名前は、「勅使河原まや」(岡部研究室)、「伊集院ひかり」(松下研究室)とする
  •  ソフィア勤務中に作られた発言・行動を含むすべての実績は、学生が代わっても引き継がれることとし、学生はその引き継ぎ方法を各自検討する
  •  勅使河原さん、伊集院さんは、ソフィア広報室に配属され、ブランディングに係る施策を検討し、プロトタイプを作成することがミッション
  • 大学授業への出席は必須とする
  • 勅使河原さん、伊集院さんには期間中50枚ずつヘルプカードを持っている。渡されたソフィア社員は、どんなことであっても助けることが義務付けられる
  • 毎週金曜日に、リフレクションを実施し、1週間の振り返りとともに、活かせることを話し合う


50枚ずつ配られるヘルプカード